SMやフェチ界隈で働いているでもなければ、たいがいの愛好家にとってSMをする時間というのはきっと非日常で、
そのなかでも特にロールプレイというのは、非日常感が強いとわたしは感じます。
なんかこう、ねじれている……。
日常からひとときSMセッションをする間は非日常なのに、セッションの中で更に非日常的な設定を演じるというの、不思議な感じです。
もともとペットプレイにときめきを感じていたし、ペット、家畜、人間家具などのロールプレイは比較的馴染みがありましたが、
変態からシナリオをもらってその設定に準じ演じつつ、その世界の中でSMをする、というのは初めはやはり不慣れでした。
今はだいぶ面白くなってきてます。
あっもしかして、ストーリープレイ、おもしろいかも?と思った時期は、不思議なことにいろんなマゾたちが、いろんな設定を持ってきてくれてね。
こういう設定で流れでやりたいですって紙でまとめてきてくれたこともあって。あれは見やすくていいですね。
春川ナミオ先生のイラストをプリントアウトして、こういうシチュエーションが憧れなんです…と見せてくれたときなんか、嬉しくて内心キャーと思ってました。
ほんとうに光栄よ。ありがたいことです。
ロールプレイングは、普段の自分でなくなること?
いつもは内側にしまってある自分を、なにかの役に置き換えてなりきることで解放する?
演じることはやはり自己表現の手段でもあると思うので、自分以外の何者かになることが重要なのかしら。
どうなんでしょうね? 勝手に想像して書いてるだけよ。
自分のことは好きだけど、自分以外のものになることも好きです。
普段「美久仁」としてふるまうのとはまた違ったわたしの中の要素が、ロールプレイングによって表に出てきたり。
ああわたしはこういう方向のキャラクターは演じやすいんだな・引き出しにないのかもしれないなとか、自覚するきっかけになります。
あと単純に、グッとくるシチュエーションの趣味が合うとすごく楽しいよねえ。
わたしもまだまだ自分の好み開拓中なんで、更にいろんなロールプレイングのセッションができるのを楽しみにしています。
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